私たちは、1973年に創業した会計事務所です。私たちの組織がどうやって今、こうして事業を継続しているのかを簡単にご紹介します。
創業前のお話です。私どもの創業者(税理士 松井正勝(以降”彼は”とする))は、高校卒業後、とある地域の民間企業で総務部門の配属になりました。
その民間企業は資金難に苦しみ、あえなく倒産してしまいます。当時、資金繰りを任されていた彼は、どうして企業は倒産してしまうのか、と悩み苦しみます。
その後の再就職先には会計事務所を選びました。彼は中小企業の経営者に、もっと”財務”と”経営”を大切にしてほしいと願いました。そう思う理由は言うまでもありませんが、自らが身をもって体験をした前職での出来事がきっかけになっています。
彼は独学で税理士試験に合格。それをきっかけとしてお世話になった会計事務所から巣立ちます。独立後、暫くは税理士法に定められた業務を中心に足固めをしますが、独立から10年ほどたったころから、コンサルティングの分野に力を注ぎます。
グループの代表を降りた現在でも、彼は現役税理士として私たちのサポートをしてくれていますが、相変わらずの顧客心配性です。会計事務所には、税理士と補助者という関係性があります。補助者(民間企業でいうところのいわゆる従業員)は毎月お客様の税務・会計監査を行い、税理士に報告と指導を仰ぐ立場にありますが、税務指導もさることながら、経営的にお客様が大丈夫なのかと補助者との会話が絶えません。
そんなことを長年積み重ねているからだと思いますが、創業者イズムが私たちにも伝染しています。税務会計は私たちの本業ではありますが、第2の本業としてMAS(マス)に力を入れています。
MAS とは、”Management Advisory Service” の略語になりますが、私たちは社内で ” 目標管理 ” と呼んでいます。人が集団としての営みを「自分(自社)らしく、正しく実行する」ツールが ” 目標管理 ” です。”正しく実行する” とは、” 自立した経営をする ” ということです。
もう少しだけ目標管理を説明するとこんな感じになります。
組織に 目的・目標 を設定し それぞれの チームに 役割と責任 を与え
組織自らが 仮説と検証 を繰り返す
そのために必要となる考え方と場をご提供するのが、私たちMMPCということになります。
更に申し上げますと、目標管理は、私たちが私たち自身のために生み出してきた経営に対する考え方になります。
常にバージョンアップを重ねつつ、私たちも中小企業の経営を実践する同士として、お客様の経営と組織に対する伴奏役を演じていきたい。そう願っています。
MMPCコンサルティンググループ
理事長 松井 孝知